ひかりふる路のここ好きポイント

フォロワーさんに私を宝塚沼に突き落とした作品「ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」をゴリ押ししたのをきっかけにまた見返したら好きなところがあふれ出てしまったので、ここに記録します。

考察とかは特にせず、(うわ~ ここめっちゃ好き……)となったところをひたすらに書いていきます。私の隣で「ひかりふる」をみると、こんな感じでうるさいです。ネタバレというか普通に最後の場面の感想まで書いているので、一度作品を見てから読むことをおすすめします。そもそもこの作品は「ここが私のおすすめ!!」とかいう前情報なしで見てほしい。でも、見たことない人がこれをきっかけに見てみたい!って思ってくれたら嬉しい。

 

第1場

最初のトランペットの音めちゃめちゃ好き、一時期ここばっかリピートして全く先にすすめなかった

「キングがポーンに取られるとは」→国王裁判のことって考察を読んでから天才か?って思いながら見てる

民衆を焚きつけて、後半は後ろから見ているサンジュスト……、劇場で見たときには全然気づいてなかったけど、ここで(ちょっとまずいな)って顔してるダントンがいい、目が足りない

銀橋がひかりふる路になる演出何度見ても好き

 

第3場

カミーユとリュシルが手つないで入ってくるのかわいい

「これからも仲良く三人でやっていくんだ」のセリフ2回目以降はこの時点で泣く

戻ると見せかけて銀橋に残るサンジュスト

カミーユ夫婦こっそりいちゃいちゃなかよしでかわいい

マリーアンヌを「こっちへ」と助けるサンジュスト、ネットでフェミニストだったという記事を見かけてから意識的にみてしまう

ちょっと場の雰囲気悪くなっちゃった後に「酒だ!」って言えるダントンと「あいよ!」と明るく言えるガブリエルが好きです

 

第5場

ダントン夫妻のお互いへの理解のしかたが好き

妻の前では少し弱気な本心が見せられるダントンと、それをしっかりわかっているガブリエル良い……

 

第6場

戦争に反対するマクシムを興味深そうにみるマリーアンヌに円盤で気づいた

「理想よりも現実を見るべきだ」と友に言われたマクシムの気持ちを考えるとしんどい

 

第7場、第8場

マリーアンヌの革命やマクシムに対しての考えが変わる、マリーアンヌにとっての革命の場面

耐えるだけで精一杯な革命を死なせやしないと誓いを新たにするマクシム、「愛のために世界を変える」じゃん……

この後の“パリの女たち”の歌詞も好き、マリーアンヌの新たな人生…… めちゃくちゃきれいな場面だよな……

 

第10場

準備がいいルバとサンジュスト

先に現実を知ってしまったダントンとそのあとをついていくカミーユ……

 

第11場

恐怖政治のマクシムの操り人形感見るのしんどい

サンジュストだけ「あの人が 我ら導く」って歌ってるのめちゃくちゃ好き

「フランスはこれで救われる」って良かれと思って恐怖政治を進めてるところがしんどい

「間違いないと信じ進む」というかもう立ち止まれないところまで来ちゃってるところがしんどい

目線で男たちを制するロラン夫人めちゃくちゃ好き

この場面情報量が多すぎ

 

第12場

マクシムは周りの人に恵まれているよなぁと思わずにはいられない

「『うちの』娘」ってセリフがいい

生き生きしてる革命の大天使、セリフの言い方がめちゃくちゃ嫌な奴

「ジョルジュを呼びましょう」とここで強く言えるリュシル好き

ここで歌詞に「月」「雪」入れてくるの卑怯じゃない?

「友を 見捨てたりしない」って登場してくるダントンイケメンすぎ、毎回泣く

いつも一歩後ろを歩くリュシルだから、夫が道を間違えそうになったときに後ろから正しい道の方へ背中を押してあげられるんだろうなって思いながら見てる

 

第13場

三人の友情を誓い合った曲が転調して喧嘩の曲になってるのしんどい

カミーユたちと別れた後のダントンの険しい顔よ……

ここの喧嘩シーン、今まで素晴らしい楽曲が流れていたのに急に時計の針の音だけになるのしんどい

2人とも本当は仲良くしたいのにできないもどかしさがつらい

『君の…』のあと何て歌おうとしてたんだろうな

 

第14場

歌いながら処刑台に向かうダントンに気圧される国民とサンジュスト、ダントンの勢いに負ける前にやらなきゃと思ったのかちょっと焦りも感じる「やれ!」に聞こえる

サンジュストの「やったのか……?」→「やったんだ……!」の移り変わりがすごい

 

第15場

側近とマクシムの温度差がつらい

ダントンをやったのに喜んでくれないマクシムにしゅんなサンジュスト、「次は何を」の言い方かわいいね

「次は何を」と聞きながら祭りの計画ちゃっかりしちゃってる

マクシムは革命の指導者というお飾り感がすごい

すごくきれいな場面なのにちょっと怖いし、歌詞は最初に聴いたものと同じなのに意味が違って聴こえる

マクシムが直接手にかけたわけじゃないけど、罪の意識に悩んでいたんだろうなと考えるとつらい

「愚かな夢から 目覚める時が来た」ここの詞に込められた思いがしんどい

 

第16場

ここで国王裁判と同じ曲持ってくるのはずるいじゃん

この後に「葛藤と焦燥」のメロディー持ってくるのはずるいじゃん

最後のマクシムの表情に何も言えなくなってしまう

 

第17場

最後の会話のBGMしんどい

普通の家族になりたかったマクシム、友人二人の幸せな夫婦を間近で見てきてたからこそのあこがれもあるのかなとか考えてしんどくなった

最後二人で一緒に「未来へ」って歌うのずるくない?

 

しんどい、つらい、好きしか言えない自分の語彙力の低さにドン引きしました。改めて書き出して感じたのは、前半で出してきた楽曲を後半で出してくるのがうまいなぁ、にくいなぁと思いました。

記憶を消してもう一度観たい、大好きな作品です。これから初めてこの作品を見れる人が羨ましい……。